もしかしたら、アメリカの不動産は早めに購入した方がいいのかも?(特に住宅ローンを引く方は、、)
昨日2日間のFOMCが終了し、FRBの以前からのハト派姿勢に変更がないことが確認されました。
マーケットは織り込み済みでほぼ無反応でしたが、このブログの話題はもう少し中長期的なお話で、
「モーゲージローン金利は、もしかしたら今後は上がっていくのかも!?」
というもの。
8月下旬にパウエル議長が宣言したように、FRBは2%のインフレ率は上限ではなく、平均で2%を目指すというのをFRBは今回も声明で確認しました。
インフレ率は現在1~1.5%くらいですから、仮にインフレ率が上昇し2%を越えても、平均で2%くらいになるまでは、金融政策は引き締めません。ということ。
でもFRBが政策金利として誘導しているのは、基本的には短期金利。
長期金利(例えば30年固定のモーゲージ金利)はマーケット次第。
以下の米国10年債のTIPS(Treasury Inflation Protected Securities)は期間10年の実質金利を表しています。
(出所:Federal Reserve Bank of ST.LOUIS)
現在約マイナス1%!
もしFRBの潤沢な資金供給や米国政府の財政政策が功を奏して、インフレ率が上昇してくれば(または将来のインフレ率の上昇をみんなが予想するようになれば)中長期のイールドカーブはそれを織り込んで立ってきますよね(10年超は特に)
FRBは2023年までゼロ金利を続けるといっていますが、それは短期金利で住宅ローン金利はもしかしたら、早めに上昇に転じてくるのかもしれません。
(だから将来のイールド・カーブ・コントロールにまだ含みを残しているのかも、、)
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